地平線への鍵 【Sound Horizon考察】

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総合考察・始めに

 ここで「総合考察」と銘打っている一連の内容は、『Elysion〜楽園幻想物語組曲〜』(以下、エリ組)全体の中心人物であるところの、「少女エリス」と「仮面の男Abyss」の視点などを主眼に置いて推測し、このElysionと名付けられた物語全体を読み解こうという趣旨のものです。
 その為、曲の一つ一つを詳細に考察するというスタイルは取らず、「時系列」という区切りでもって順に解説してゆくという手法を選択しました。
 ですから、「エリス」と「仮面の男」に関わらないと思われる語句(歌詞)、或いは物語り全体に影響すると思われる語句以外のものには、言及しないものが多々出てくるであろう事を予めご了承下さい。

 皆さんもご存じのように、『Elysion〜楽園幻想物語組曲〜』という作品は、俗に「Elysionサイド」及び「Abyssサイド」と称される二種類の観点から話が綴られてゆき、大きな一つの物語を構築するという手法を取られています。
 その上で、とりわけ本作を考察する上で話題に上がるのが、“時系列”について。
 特に、「Elysionサイド」に於ける物語の始点をどの曲に設定するか、そして「エルの絵本」と銘打たれた2曲を時系列に組み込むべきかどうかという解釈が、人によって面白いほどに食い違っています。
 ですので、最初にその辺りに言及することに致しますと、当方の説では「エルの絵本」は時系列に組み込みます


 次に、肝要となる時系列の順番ですが…。

「エルの肖像」
 ↓
「魔女とラフレンツェ」
 ↓
「エルの天秤」
 ↓
「エルの楽園side:E」及び「エルの楽園side:A」及び「Track44」
 ↓
「Abyssサイド5曲」
 ↓
「笛吹き男とパレード」

といった順で解釈をしております。
 これが「整合性」を求める上で、最良の構成だと判断した為です。


 考察の詳細な内訳としては、

総合考察Phase-1・「エルの肖像」+「魔女とラフレンツェ」
総合考察Phase-2・「エルの天秤」+「エルの楽園」2曲
総合考察Phase-3・「Ark」+「Baroque」+「Yield」+「Sacrifice」+「StarDust」
総合考察Phase-4・「笛吹き男とパレード」+「Track44」

 という四部構成にて行いました。
 時系列的には「エルの楽園」と同時期である「Track44」を最後に配置したのは、アルバム全体を締め括る『楽園の真実の名』という命題に対し、総括的な結論を出す為です。

 それでは、どうぞ当方の考察にお付き合い下さい。

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Copyrights (C) CAZ 【2005年07月11日更新】 | Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜 | HOME
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